次元の壁 2012 1 7

 私が子供の頃は、
多湖輝氏の「頭の体操」という本が流行しました。
我が家では、家族で楽しんだものでした。
 それでは、頭の中が固定観念であふれ、
発想が硬くならないように、
たまには「頭の体操」をしてみましょう。
 一次元とは、線分です。
もちろん、直線をイメージしてもよいのですが、
「ひも」のようなものも、一次元の存在と言えるでしょう。
 二次元は平面、三次元は立体、
そして、私たちが住む次元は、
「三次元プラス一次元」という特殊な世界となっています。
 つまり、縦・横・高さの三次元に、
時間という一次元の存在が組み込まれた世界になっています。
 次に、表と裏について考えましょう。
三次元という空間で表と裏を考えると、ややこしくなりますので、
次元をひとつ落として考えると、わかりやすくなります。
 我々が紙(二次元)の表に住んでいるとすると、
紙の裏は非常に近い存在ですが、裏の世界に行くことはできません。
 しかし、もし紙に穴が開いていたとすると、
表の世界から裏の世界に行くことは簡単です。
出発時間と到着時間は、ほぼ同じになるかもしれません。
(穴に行くまでの時間は考慮しません)
 どこにあるかわからない穴を探して苦労するか、
それとも、誰かに教えてもらうか、
あるいは、膨大なエネルギーで穴を開けてしまうか。
いずれ回答が出るでしょう。
 さて、こう考えてもよいかもしれません。
線分に囲まれてしまって、
「逃げられない」と思っている二次元の人たちを見て、
我々、三次元の人たちは、
「上へ逃げればよい」と笑うでしょうが、
同じことが三次元の人に対しても言えるでしょう。
 四次元の人たちから見れば、三次元の人たちは、
「なんと、閉じ込められた世界で不自由に生きている」と見えるでしょう。









































































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